今日の月はきれいだよ
ときみがいうから
ベランダにでて月を眺めた。
中天に上った月はさえざえと微笑む。
きみの街も照らしてるんだね。
うれしくてかなしい。
こんな頼りない気持ち。
ふらふらと心がどこかにいってしまいそうだよ。
私をきみにつなぎとめるものはなに?
逢いたいと思っているのに
思うにまかせないキミ。
『逢いたいと思う?』と聞くから
心から『思いっきり!』と答えた。
伝わったかな?
伝えたいことがありすぎるのに
もうずっと顔も見てないね。
キミの努力も私の努力もどちらも中途半端なのだろう。
情熱というものがそこに存在しないことはたしかだ。
絶対必要不可欠ではないけど
求め合うものが何かあって
罪になるとしてもやめられない。
ため息をついても待っていて。
それだけのことだ。
また逢う日まで。
アデュウ。